「長き流浪の結末は、終焉に到る結実か、始まりを告げる福音か――
面白いものですね。『招かれる心算も無かった客』が乱暴なお茶会に未来(さき)を見出しているなんて」
「ずっと昔から……歌を歌い続けていました。
そして、今ここに居る。これも神の導きでしょうか?」
「……わたくし等が、畏れ多くも神に選ばれたとは……」
「良く分かんないけど、蜜姫達は他人(ひと)の為になるみたいなの。
それなら――皆、皆のままで良いと思うの」
「そうだな。勝手に世界が滅びるなんてのは間違ってる。御免だな。
……フッ、それに抗えるなんてのは、最高にイイじゃないか」
「まぁ、いきなり巻き込まれてある日突然どかーんとか正直困るしね。
それなら自分で戦って……戦うんだっけ? 解決出来る方がずっといいかなー」
※見た目を裏切って彼女はバトル脳である!
「なるようになる、だね。今はちょっと楽しいから僕はこれでいいかな」
「折角選ばれたのですから――イレギュラーズとして頑張るのです!」