「おっ、今度は俺の順番か。
……いいじゃねえの、人生何事も経験ってモンだ」
「そうだね。世界は広いし、広がり続けるから価値があるんだ。 『疾(はし)る』事は良い事だよ。スタートラインのようなものは無条件で気持ちがいい」
「そうだね。これからオイラ達は何処へでも行けるんだもんね」
「不思議な事もいっぱいですの。どんな出会いや冒険があるかしら?」
「さて、ね。オーナー君も言っていた『世は全て事も無し』だ。
演目『ラビット・フット』に関しては――退屈しないショーは約束出来ると思うよ」
「うんうん、頑張って皆を守って――この世界も救うんだよっ!」
「そう聞くと何だか大変そうだけど……きっとこれも運命なのよねぇ」
(西條 友重――推して参ります! ……『生前』の私ならば言ったかも知れませんね。
しかしながら、今この現状で何をしろと言われましても、どうしようもないという事実は否めず。有体に言えばなるようになれとしか(以下略))
「……? どうかした?」
「いいえ、なんでも。えいえいおー」※彼女はアレな経緯の直後です。詳しくはステシ!