「川が心地よいのです。読書にもぴったりで……
シフォリィ様達もとってもとっても楽しそうなのです。
そろそろお食事の時間ですね。サンドイッチを用意してきたのですよ」
「ねえ、ラーシアさん、Astrumさん、あれは何て言うお花なのかしら!
あっちの可愛い小鳥さんは!? 知らない物に触れるってドキドキですわね!」
「木陰で読書も花を愛でるのも大切な事ですぅ。
張り切りすぎてお弁当を作り過ぎちゃいました。
素敵なピクニックだもの。みんなで美味しく頂きませんかぁ?」
「……素敵な花が沢山だね。この世界に来てからの『不便さ』にも慣れてきた。
そうだ、折角のピクニックなんだ。……ご一緒させてもらおうかな?」
「それではお茶はいかがでしょう?
ブレンドにこだわった今日特別のハーブティーなんです。
おかわりはありますから、遠慮なくどうぞ?」
「こんな場所があったのねぇ、素敵だわぁ~。
ハーブティーも美味しいし……スガおばあちゃん頑張らないとね~。
世界が変わっても頑張るって気持ちは失わないようにしないとね~」