様々な階層と並列を織り成す無数の世界、無数の次元を統べる『無辜の混沌(フーリッシュ・ケイオス)』が本編舞台です。
混沌は全てを内包する進化形であると共に、全ての原初の礎であるとも呼ばれ、最上位にして最下層という矛盾した存在ですが、頂点であるというその特性から他世界から『無辜の混沌』の調和を崩し得る影響を受けないという特殊な防御機能を持っています。
混沌の住人は初めから混沌に生まれた『純種(ハイブリッド)』の他に、ある目的により下位世界から強制召喚される形で誘われた『旅人(ウォーカー)』と呼ばれる層で形成されています。混沌はその名と成り立ち、構成人口が示す通り非常に多くの可能性を内包した世界ですので、中世ヨーロッパに魔術概念を想起させるファンタジー世界が存在するかと思えば、現代日本を超越した超科学を有する高度文明によるSF世界が隣接しているという有様で統一性がありません。但しこの世界は混沌の法則に支配されている為、状況的破綻は生まれません。『そういうものであるという法則』によって一定範囲に制御されています。
PBW制作チーム Re:versionサイト参照。
https://www.reversion.jp/2017/01/08/%e3%81%94%e6%8c%a8%e6%8b%b6%e3%81%a8pandora-party-project%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e6%83%85%e5%a0%b1/
無辜なる混沌(以下混沌と表記)は、本編舞台となる世界です。
理解されている範囲では一つの大陸が存在し、幾らかの島が見受けられます。又、大陸を俯瞰する上空に『空中庭園』―――神託の少女の神殿が存在します。
大陸の外は海(らしき水溜まり)が広がっており、特に大陸東部より続く遠海・外洋は『絶望の青』と称される超危険地帯でその先は完全な未踏地帯となっています。(もっとも、大陸西部は陸地自体が竜種や魔種と呼ばれる連中が跋扈する魔境・秘境であり、何処の外洋の先にしろ、何らかの発見があったという記録はないのですが……)
一説に混沌は常に変革拡大を続けているとも言われています。
世界西端の影の領域、東端の絶望の青の向こう。
はたまた何処か別の場所から繋がる先にも、別の何かがある可能性は否めません。
勿論、世界が丸い保証もありません。