「往来の真中に立つというのも、少し面映ゆいものだ。
しかし、これは美味か悪食か――此のハラワタもまた鋼なり。頓着はしないのだが」
「おばさんをこんなにするなんて、悪い子ねぇ……え、ちょっと違う?
あら、ごめんなさいね。恥ずかしいわ」
「ま、多少なりとも気合が入るしいいじゃない。さあ、ここでやっていくぞーって」
※酔っていない彼女は頼れるお姉さんなのだ!
「……んー……まー……そー……?(ふわふわ)」
「風に漂ってる!!! そんな事より折角だから野球しようぜ!
え、八人……っべえ、マジかよ!」
「まあ、素敵! 親睦の催しですね。
……ところで、私、ヤキュウを詳しくは存じ上げないのですけど」
※バベルで伝わるかそれに知識があるかは別物です。
「面倒くせぇ。まだこうも暑いのに……本気か」
「間を取ってカレーを食べよう」
(……何の間だ……)
「ふむ。確かに言われてみれば昼食頃だ」
「うん。カレーは世界を救うのだ。つまり、カレーが一番だよ」