『塊鬼将』ザーバ・ザンザ
人間で言う五十代程の大男。
肉体と一体化した鎧部を黒にカラーリングする鉄の猛将。得物は巨大なハンマー、そして鉄塊。巨躯揃いの鉄軍人の中でも一際巨大なボディを誇ります。
個人の武力においては鉄帝国民の中ではヴェルスかザーバかガイウスかと噂される程に著名です。しかし、本人は現皇帝を気に入っており、同時に政治的な野心が殆ど無い為、帝位に興味はありません。
彼の最大の価値は個人の武力ではありません。彼の真骨頂は、バイルによる『正面突撃』なる献策をそれなりに有効に機能させてしまう程の絶大な指揮統率能力の高さであり、特筆すべきは彼によって率いられた部隊は潰走した経験が皆無であるという点なのです。
彼が居なかったら鉄帝も『基本何時でも正面突撃』の拙さに気付いているかも知れません。