混沌南部の小島を勢力圏とする国家。
当然ながら最も弱小なる勢力ですが、或る事情から中立国家として各勢力に認知されています。
この勢力は正確には都市国家と言うべき規模であり、旅人を中心に編成されています。
練達は総ゆる世界の総ゆる文明の技術者、学者肌の人間が集う場所で『強制召喚を打ち破り、元の世界に帰還する事』を目標に日々研究に打ち込んでいます。神託に真っ向から反する為、幻想や義とは余り良好な関係とは言えませんが、各国にも練達の研究のもたらす恩恵とその目的に希望を抱いている人間も多数いる為、どの勢力からも攻撃を受けるような事はありません。
練達の主目的は『元の世界への帰還』ですが、それに到る道として神や観測値『D』を含む世界の謎の究明にも取り組んでいます。
練達の技術者が生み出す品々は生活に、時に闘争にオーパーツめいた能力を発揮する為、そういう意味でも重宝される存在です。その科学技術は現代社会を大幅に上回りSFレベルに到達する事もありますが、混沌法則により世界のバランスを著しく崩す事は出来ません。理論、技術的にそれが造れないではなく、根源的に存在しない扱いになるのですが、練達の研究者はそれで諦めるような物分りのいい性格をしていません。
元の世界への帰還と同じように、混沌法則すら打ち破らんと日々努力を続けています。
首都セフィロトの主要研究施設は『賢者の三塔』。
セフィロトはドームに覆われた未来都市の様相で、『マザー』と呼ばれる中央制御システムにより快適と安全が保たれています。
練達は『探求』のカスパール・グシュナサフ、『想像』のマッドハッター、『実践』の佐伯操、三塔主により運営されています。
その成り立ち、目的から信仰意識は皆無に等しく、むしろ神へは敵愾心を抱いているとも言えます。
練達でプレイヤーキャラクターが仕事を得ようとするならば、研究者のフィールドワークの手伝いや荒事の代理が挙げられます。
国家同士の争いに巻き込まれる可能性は低いと言えますがゼロではなく、人間(ないしは高度な知的生命体)以外の脅威も混沌には存在しているからです。(例えば大型の竜種をはじめとしたモンスターや魔種、それ等に感化された終焉の終末主義者の存在等)
https://rev1.reversion.jp/backborn#
その超技術でオーパーツ級の利便とそれ以上の問題を生み出す都市国家。三塔の賢者である、カスパール、マッドハッター、操に率いられているが、ウォーカーを主体にした彼等は場所柄、然程ローレットに物珍しさは感じていない様子。やがて、フィールドワークの手伝い等を強請られる事もあるかも知れない。
出典元:これまでのお話。世界情勢変動。練達(探求都市国家アデプト)の項目より抜粋。