神託の少女と破滅的神託は各国・各勢力で認知されています。
神――世界意思的なもの――やオカルトへの信仰心をどれだけ持ち合わせるか、そもそも社会的に神託を受け入れるか否かの差異がありますので、勢力毎に効果範囲は様々ですが、一応認知はされています。
世界が滅亡しては困るのは大半の国や勢力が同じなので、混沌の国や勢力には運命特異座標達を支援し、各所での仕事をサポートする目的で結ばれたギルド条約なる協定が存在します。
ギルド条約は特異運命座標と認定された個人や小規模組織(個人ギルド)を保護し、依頼を斡旋したり、便宜を図る目的で使われます。
ここ十年程はざんげの知人であるというレオン・ドナーツ・バルトロメイという男が取り仕切る大規模ギルド『ローレット』が個人や小規模ギルドを取り纏めています。
ギルド条約は特異運命座標にある意味で特権的な立場を与え、理不尽な権力や迫害から彼等を強く守ります。多少の狼藉や無作法、(社会的な)問題行為を行ったとしても、可能な範囲で助けてくれます。
……が、そもそも信仰心の厚い、薄い、神託を信じている、余り信じていないの勢力差異は先述の通りですので、冒険の難易度や毛色は様々になるでしょう。
又、ギルド条約の効力でもどうしようもない行為(例えば一国の王に斬りかかる等)を働けば最悪処刑等の厳罰に処されるのは否めませんので過信は禁物です。
何をしても大丈夫では絶対に無い、というかむしろ危ない事はしないに越した事は無いのでくれぐれも過信は禁物です。
PBW制作チーム Re:versionサイト『神託の少女とプレイヤーキャラクター』頁のギルド条約項目参照。
https://www.reversion.jp/2017/01/26/a-girl-of-the-oracle-and-an-player-characters/