闘技場はシナリオと同じ判定を使っているため、闘技場でスムーズに動けるということはシナリオの戦闘でもスムーズに動けるということです。
基本的にシナリオでは自分が不利になっている場面が描写されないため、実は自分の強みを発揮できないまま戦闘不能になっていた、なんてことがあるかもしれません。
そこで、闘技場で自身の強みを活かせる設定を組めば、それをある程度プレイングに流用出来るため、シナリオの戦闘で思う存分活躍出来る可能性が高まるでしょう。
闘技場に興味がない人でも1度は設定を弄ってみることを推奨します。
全力攻撃をするとそのターンの間は命中+5、CT+5されるメリットがありますが、代償として回避-10、FB+10のデメリットを受けます。
FBは非常に重要なステータスです。FBが初期値で10あるため、全力攻撃をすると5回に1回の確率であらゆる行動がファンブル(失敗)します。下手をすると何も出来ず棒立ちのまま倒されてしまう可能性すらあります。
悪いことはそれだけではありません。相手のターンが来たときに回避が減っているのはもちろんのこと、FBが10も増えているのは非常に危険です。何故なら回避判定の時にファンブルすると、スマッシュヒットでダメージが2倍になる確率が格段に上がるためです。
挙げ句の果てに、回避ファンブル時は防技判定と抵抗判定が発動しません。つまり相手の攻撃が防技無視攻撃かつ抵抗無視攻撃と化すのです。
以上の理由から、【連】付きの攻撃スキルを使う時以外は全力攻撃を避けることを推奨します。
ただし相手の回避が非常に高い場合は別です。たとえファンブルしなくても、そもそも攻撃が当たらないなら結果は大して変わりません。それならば命中+5とCT+5に賭けてみるのも1つの選択です。
回避がファンブルした時の危険性は上記で述べた通りですが、自分がそのターンの最後に行動するのであればそれらのデメリットが消すことが出来ます。
全力攻撃を行う場合はいったん待機などの工夫をすることを推奨します。
攻撃集中・全力攻撃・防御集中・全力防御は「自分のターンが回ってきたタイミング」で補正を受けます。そのため、相手が攻撃してくる前に全力防御をしなければほとんど意味がありません。なので、全力防御をする際は
条件:【敵】のうち誰か【が未行動】【である時】
行動:【全力防御】
と設定することを推奨します。
付与アクティブスキルを使う場合は、
条件:【ターン:】【(空欄)】【1】ターン目【である時】
条件:【ターン:】【(空欄)】【9】ターン目【である時】
と2つの設定をすることを推奨します。理由としては、
1.【ブレイク】付きの攻撃スキルを使われると「付与スキルを使用→ブレイクされる→付与スキルを使用→・・・」といった風に封殺される可能性がある
2.残り時間が少ない18ターン目に付与スキルを使ってもあまり意味がなく、しかも「あと少しで勝てる」といった時に付与スキルでターンやAPを消費してしまう可能性がある
の2点です。
条件:【敵】のうち誰か【が未行動】【である時】
条件:【敵】のうち誰か【が行動済】【である時】
と2つの設定をすることで、相手より先に行動した時と後で行動した時で別々の行動を行うことが出来ます。
これを利用して「先攻の時は全力防御、後攻の時は全力攻撃」といった設定が可能です。
条件:【行動済:】回数が【1】~【99】回【である時】
または
条件:【残行動:】回数が【2】~【99】回【である時】
と設定することでEXAが発動した時に別の行動を取ることが出来ます。
なお、この設定は優先順位を上げておかないと意味がありません。他に優先したい行動がなければ1番上(最優先)に設定しておきましょう。
単に「全力攻撃をする」とだけ設定していた場合、EXA時にも再び全力攻撃を行ってしまいます。そうなるとEXAが発動する度にFBが増え続けます。
全力攻撃を行う際は、上記の「EXA時の行動を設定する」で
条件:【残行動:】回数が【2】~【99】回【である時】
行動:【以下のスキル】
と設定して全力攻撃をしないようにしておきましょう。
もちろん、【連】などのスキルを使う際は全力攻撃をし続けることも1つの選択肢です。
シールドバッシュ等の防技依存スキルは防御集中と全力防御の補正を受けます。これを利用して、
条件:【残行動:】回数が【2】~【99】回【である時】
行動:【全力防御】
と設定することで、EXAが発動した回数だけ全力防御してバッシュの火力がどんどん上がっていきます。ただしAP切れ等でスキルが発動出来ない場合でもEXAが発動すると必ず全力防御してしまうので、注意が必要です。
付与アクティブスキルの大半や一部の神秘アクティブスキルには【副】属性が付いています。これらのスキルは主行動でも副行動でも使えるため、
付与スキルを2つ同時に使う
付与スキルと回復スキルを同時に使う
といったことが可能です。活用しましょう。