#author("2019-12-02T13:03:57+09:00","","") *TOPログ [#q2e553e7] #author("2020-10-31T16:45:53+09:00","","") **煌めきの都 [#lc2bb43d] 大きな扉が開いた。 冬至を目指して日に日に傾き続ける陽がにわかに差し込み、澄んだ風とおかしな魔女を連れてくる。 「そうスパークリングピンキー、あなた達聞いて頂戴」 テーブルに片手をついた『色彩の魔女』プルー・ビビットカラー(p3n000004)は、早速イレギュラーズにそう切り出した。 ギルドローレットは連日舞い込む大量の依頼――その多くが海洋王国の物である――に、大わらわの様相である。 海洋王国としても実に二十二年ぶりとなる大号令に湧いていた。 プルーの頼みもおそらく―― 「パライバブルー……モスカ領からシャインレッドな依頼よ」 ――なるほど予想通りであった。 海洋王国大号令は『絶望の青』と呼ばれる海域へ挑み、未知の海(ネオ・フロンティア)を目指す国家プロジェクトである。 それは国力弱小なる海洋王国にとって、官民を問わぬ悲願であった。 モスカ領は絶望の青と隣接しており、船団が集結する出発地点となるのだろう。 そのためモスカの海域は、これから常に安全を保つ必要があると言う訳だ。 大型の依頼内容とは、海上の魔物討伐であった。広大な海域で片っ端からである。 そうと決まればローレットの動きは単純明快だ。 「いつも通りのパーフェクトリーグリーンを望むわ」 イレギュラーズは現地に赴き、作戦に従事すれば良いのである。 詳細は現地で聞ける筈だ。 善は急げ。 ''限定クエスト『[[子午線のざくろ>https://rev1.reversion.jp/arena/quest/view/50]]』が発生しました。''