ラド・バウ

URL

https://rev1.reversion.jp/arena/radbaw/view/65

参加条件等

セイバーマギエルのクリア

敵ステータス

『裁きの大門』ゼラー・ゼウス

HPAP物理攻撃力神秘攻撃力防御技術特殊抵抗命中回避反応機動力EXFEXACTFB追加効果
123861456511867571704518128614なし

行動

攻撃集中+落首山茶花
攻撃集中+デッドオアアライヴ

備考

【恍惚】の付与を最優先に行う。
【ブレイク】を持たないため【物無】で ほぼ無力化出来る。

初回特別報酬

称号『ラド・バウC級闘士』
記念品『ゼラーのメダル』

勝利時会話

 最後の一撃が、ゼラーの兜を跳ね飛ばす。
 立ちこめる煙の中、【PC名】は次の一撃をぴたりと止め――

 ――勝者ぁ! 【PC名】!!! 新たなC級闘士の誕生だぁ!!

 会場が土煙と喝采に包まれる中で、【PC名】はただじっと、ゼラーの顔を見つめていた。

 覚えているだろうか。【PC名】が初めてラド・バウへ向かおうとした日の事を。
 酒に酔った一人の老人『仕立屋』アルドーが絡んできた時の事を。
 ――お前さんごときがラド・バウに挑むなんざ、六十年は早い!
 そんな事を言われ、戦いを挑まれた記憶はあるだろうか。
 アルドーはふらふらで、よぼよぼで、千鳥足の小さな老人だったのではなかったか。
 仕方なくあしらった時、アルドーが【PC名】の実力を認めてくれたのは懐かしい想い出だ。
 それからアルドーは【PC名】のファン一号を名乗っていたのだった。

 驚いた【PC名】にゼラーは告げる。
「左様、ワシはお前さんのファン一号、アルドーじゃよ。よもや忘れてはおるまいな?」
 未だ立ち上る土煙の中、そう言ってゼラー・ゼウス――仕立屋アルドーはクカカカと笑った。
 肩で息するこの老人は、今や立っているのもやっとであろう。
「さすがワシが見込んだだけのことはある。見事なもんじゃわい」
 まあ、それはどうでもいいけれど。
「これからお前さんが背負うことになるC級闘士の看板は伊達ではないぞ。じゃがな」
 転げる兜を手にしたアルドーの目が鋭く光る。
「この先は死地よ。心しておけ」
 ああ、分かっている。
 この老人は対戦相手が、C級で戦う事の出来る――命を失わぬだけの技量を持つか測っていたのだ。
 ずっと、ずっと、一人で守ってきたのだ。
 格下いじめのゼラー・ゼウスは、命の門番だったのである。

 土煙が晴れた時、目の前に立っているのは、アルドーではなく、やはりゼラー・ゼウスであった。
「汝、見事なり!」
 ゼラーが仰向けにゆっくりと沈む。鎧がぶつかるけたたましい音が反響した。

「【PC名】っ! やったじゃない!!」
 大きな帽子を跳ねさせて、駆け寄ったリーヌシュカが【PC名】の手を掴み、天へ掲げる。
 その笑顔はきらきらと輝いていて。
 目の前で壮大にネタバレされたリーヌシュカは、けれどとても嬉しそうだった。

敗北時会話

引き分け時会話


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-11-23 (月) 17:54:59
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.